G-FACTORY(3474)

銘柄研究

【概要】

飲食店への経営サポート事業が主力。居抜き物件情報を提供するほか、内装設備やメンテナンス、海外出店もサポートする。うなぎ専門店『宇奈とと』も展開。飲食は高級路線の店舗を運営するM.I.T買収で業容拡大。

【注目点と業績】

コロナ禍による飲食店の出退店増加が追い風になっている。新規出店の最大の課題は、優良物件の情報の少なさにあったが、長引く感染拡大により都市部の空き物件が増加している。コロナ後をにらんだ店舗拡大を狙う事業者にとっては千載一遇のチャンスでもあり、物件情報の需要は拡大傾向。同社は内容設備や物件取得にかかわる諸費用、将来的な海外進出までワンストップで提供できる強みがあり、飲食店の多店舗展開だけでなく、従業員の独立開業までサポート可能だ。当面は収益の柱として期待できる。一方、低価格のうなぎ専門店『宇奈とと』も拡大期に入った。インバウンドの消滅で一時は苦境に陥ったが、昨年8月から始めたデリバリー・テイクアウトを専門とする『宇奈とと』のライセンス販売が想定以上に伸びている。夜間のみ営業している居酒屋にランチタイムの有効活用を提案する手法で、次々と契約を結び、早くも全国展開が視野に入ってきた。21年12月期はコロナ禍を逆手に取る経営戦略で赤字脱却の可能性が大きくなっている。

【底入れ感】

株価は週足での逆三尊底を確認し、底入れ感が出てきた。足元では13週線が下値支持線として機能。過熱感のない形状で上値指向となっている。現状の指標面で割安感があるわけではないが、業績改善がみえれくれば一段と評価されることになりそうだ。

※本記事は今後必要に応じてアップデートします。

(コータロー)

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