【概要】
レーザーなどの光製品に特化したニッチ企業。収益の柱は半導体検査向けレーザー製品で、その関連事業としてのメンテナンスなどが高いウェイトを占めている。同社の製品は、相手顧客の要望に応じたスペックの半導体検査装置などに組み込まれるために、利益率は高い。
【業績と注目点】
足元の業績は23.2月期売上63億円、営業利益7億円、当期利益4.8億円、EPS103.2円となっている。22.2月期と比較すると営業利益率が12.5%→11.1%と悪化しているが、これは先行的な設備投資約20億円が重しとなっているためだ。
来期以降はここまでの大規模な設備投資は予定されておらず、今回の大規模な設備投資が来期以降の売上増への貢献が期待される。
同社の最重要課題は8インチSiCウエハの溶液法による製造の確立だ。現状ではまだまだ、ラボスケールでの製造程度であると推定されるが、これがスケールアップすることで、同社の業績は様変わりすると思われる。足元の事業を着実に伸ばしながら、来期以降の業績への貢献を注視したい。
※本記事は今後必要に応じてアップデートします。
(ワッキー)