【概要】
自動車向け半導体用バーイン装置(動作確認試験装置)、LSI設計、ビューカメラなどを手掛ける。LSI設計では独立系では珍しくアナログに強み。ビューカメラなども手掛ける。ソニー、日本電装などが顧客。
【業績と注目点】
22年3月期は売上53億円、営業利益3.5億円、経常利益3.7億円、当期利益2.4億円、EPS55円と会社側は予想している。当社の注目点の一つとしては自動車向け半導体用バーイン装置の拡大があげられる。自動車向け半導体は、その安全性を担保するという観点から全数検査が義務付けられている。現状の自動車向け半導体は約300種類とされているが、今後自動運転などの拡大に伴い半導体の使用個数は飛躍的な拡大が見込まれており、数年後には2000種類程度まで増加すると予想されている。
更に、当社はHD-PLC 第 4 世代規格 IEEE1901-2020 に準拠した電⼒線通信モジュールをなどを手掛けている。これは、従来の電力線を使用して高速通信を行う無線LANなどが利用できない環境でネットワークを構築するために利用される技術で、トンネル内、地下道などでの利用が想定されている。
2022.3期着地は売上、営業利益共に上方修正、且つ配当開始となった。
今期会社側予想は売上57.7億円(7.6%増)営業利益4.1億円(3.5%増)としているが、直近では新潟県内に工場建屋を取得、九州事業所の工場拡充など増産体制を着々と進めており、かなり保守的な予想数字であると考えられる。
マイナ保険証のシステム導入、23年度から医療機関に義務化へ
来年4月からマイナ保険証システム導入が基本義務化される。
このシステムはマイナ保険証の顔写真と本人の顔認証によって本人確認が行われるというもの。マイナ保険証読み取りカメラ扱う当社には追い風。
※本記事は今後必要に応じてアップデートします。
(ワッキー)