【概要】
時々刻々と変化する状況に対応するシステム開発「リアルタイム技術」を基盤に、組み込みソフト開発受託を手掛ける。宇宙先端システム、社会基盤システムからモバイルネットワーク、インターネットなどに展開。
【注目点と業績】
同社は創業以来、「ユビキタス」を研究開発テーマとし、大学や国の研究機関との共同研究を推進してきた。その成果がＡＩ、ロボット分野で開花しつつある。足元では、コロナ禍の影響が少ない宇宙先端システムが順調に伸びている。ロボット研究開発案件のほか、宇宙天⽂分野の開発も堅調。また、⼤⼿⾃動⾞メーカーから⾞両⾃動⾛⾏研究ソフトウェアなどの研究案件が⼤幅に増加しているという。⾃動⾛⾏に関連したモビリティサービスやＡＩなどの開発案件は当面繁忙が続きそうだ。同社のロボットビジネスは、無⼈搬送⾞、ドローン、警備、産業⽤ロボットなど広範囲に及び、中期的にも成長が期待できる。２１年３月期の業績はモバイル決済関連の開発案件が減少したことで、停滞感があるものの、２２年３月期以降は、モバイルが復調。ロボットビジネスの貢献も続き、成長路線に回帰すると予想される。
【安値圏】
株価は物色の圏外で低迷。コロナ前の２０年１月高値４１８０円には遠く及ばない水準だ。２６週移動平均線が上値を圧迫する形状で底入れ感も出ていないが、ＰＢＲ２倍に相当する２５００円近辺では下値抵抗感を示すと予想される。押し目買い好機となりそうだ。
※本記事は今後必要に応じてアップデートします。
（コータロー）
